お母さんにはいつも笑っていてほしい。
でも常にお母さんは闘っていて、とっても忙しくてかんばっているんです。
しかも心配事はたくさん。
当然、悩みのたねもいっぱい。
そんな“悩みのたね”、少しでも解決のお手伝いができればと、よくある質問を載せてみます。
悩みのたね その1 指しゃぶり
こんにちは。歯科衛生士の財部です。
「指しゃぶり」についてお話をいたします。
指をちゅっちゅと吸っている仕草、かわいいですよね。
指しゃぶりは悪いことではありません。
なぜなら、お腹の中にいる胎週16週から始まって、母乳やミルクを飲むときの口の動きの練習、本能なんです。
2歳までが最も多く緊張や不安を解消するためといわれています。
3歳までの指しゃぶりは歯並びにほとんど影響しません。
5歳ごろになると、指しゃぶりより興味の幅がさらに増え、ほとんどなくなります。
ただ、3歳すぎての日常的な指しゃぶりは注意しなければいけないのです。
大きくなってから指しゃぶりを続けると、こうなる可能性があります!
- 前歯が前に出る「出っ歯」や、上下の歯の間が開く「開咬(かいこう)」
- 上顎の骨を変形(高口蓋 こうこうがい)させ、不正咬合になることがあります。
- 口を閉じにくくなり(口唇閉鎖不全)、口呼吸の原因となり得ます。
その頃になったら、決して怒らず、繰り返しお話して「パパの指、ママの指、吸ったらかわいそうね」と手をつないだりして寝てみるのも解決の糸口になるかもしれません。
指しゃぶりを止める
約束のいろいろ
- 指しゃぶるのやめてみようと約束する
- 指しゃぶりをしていない時にほめる
- 思い切り、運動や外あそびで興味を広げる
- 指人形やイラスト、爪になめても大丈夫なマニキュアを塗って意識させる
- 入眠時に多いので、眠るまでの間に本を読んで、手をにぎってみる。
ご家庭では難しいと困ったときは、当院までご相談してくださいね。
なんでも相談してね
歯科衛生士 財部