お母さんにはいつも笑っていてほしい。
でも常にお母さんは闘っていて、とっても忙しくてかんばっているんです。
しかも心配事はたくさん。
当然、悩みのたねもいっぱい。
そんな“悩みのたね”、少しでも解決のお手伝いができればと、よくある質問を載せてみます。
悩みのたね その12
元患者の私が気づいた
「小児歯科の工夫」
歯科衛生士の渋澤です。
今回は元、当院の患者だった私が衛生士になりここで働くようになって初めて気づいた"小児歯科"ならではの工夫についてお話させて頂けたらと思います。
お子様にとって歯医者さんは
どうしても怖い場所、痛い事をされる場所
そんなイメージがあるはず・・
大人も怖いですものね。
私も初めてタエ小児歯科クリニックにお世話になった5歳の時は、むし歯の治療に不安な気持ちでいっぱいでした!
しかし、時が経つにつれクリニックに行くたびにタエコ先生から元気をもらい、高校卒業後までクリーニング・歯並びのメンテナンスで通院しておりました。
それ程タエ小児歯科クリニックが大好きだったんです!
なので初めましての時は大泣きだったお子さまが、いつか笑顔で通院してくださるよう、私たちは様々な工夫を心がけています。
例えば、、
タエ小児歯科の工夫
その1
- ◎治療に必要な道具をお子様でもわかりやすいように言い換えます
●バキューム(口の中の水を吸う機械)→掃除機
●エアタービン(歯の切削)→飛行機
●ラバーダム防湿→歯医者さんのマスクや、レインコート
などなど
タエ小児歯科の工夫
その2
- ◎治療理解を深めるための工夫
当院では隠さず"鏡を使ってこれから使う道具が何のために使うのか、
どのように使っているのかを、お子様自身に見てもらいながら治療を進めます。
これにより、「お子様なりの治療への理解」につながります
終わりが見えれば頑張れる!
10個数え終わるまで!
お歌が歌い終わるまで!
と、ゴールをわかりやすくする事で、お子様が頑張れるようにしてます。
これも小児歯科特有の『行動変容テクニックの1つ』なのです。
その他にも、治療に使う道具はお子様の目に入らないようにしたり、信頼関係を築く為、お子様とした約束は絶対にやぶらないなど様々な工夫を心がけております。
歯科医院スタッフはもちろんですが、
ご家族の皆様のご協力も重要です
しかし、どうしてもそれだけでは歯科への恐怖が拭えないのも事実です。
そこでお父様、お母様にお願いがございます。
お子様は歯医者さんに来る前不安でいっぱいです。
「何もしない?」「痛い事しない?」「注射しない?」
沢山質問を受けると思います。
安心して欲しくてついつい「大丈夫だよ何もしないから」と声をかけてしまうかもしれません。
しかし、それではもし処置内容が変更した時にお子さまにとって『あっ、お父さん、お母さん嘘ついた!』なんてことになってしまい、悪者になってしまうのです。
ですから、もしお子様がそのように質問してきたらこのように答えてあげてください
「お母さんはわからないから先生に聞いてみよっか」と。
そうすれば先生がお子様にわかりやすいよう丁寧に説明してくれます。
治療中も心配で声をかけたくなると思いますが、グッと堪えて治療が終わった後、頑張ったねと抱きしめてあげてください。
お子様はそれだけで安心します。私もそうでした!
歯医者を怖がってしまうお子様が1人でも減るように、むし歯予防はもちろん、最初は泣いてしまっても笑顔で帰れるような環境作りと技術を身につけていきたいと思います。
歯科衛生士 渋澤
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