お母さんにはいつも笑っていてほしい。
でも常にお母さんは闘っていて、とっても忙しくてかんばっているんです。
しかも心配事はたくさん。
当然、悩みのたねもいっぱい。
そんな“悩みのたね”、少しでも解決のお手伝いができればと、よくある質問を載せてみます。
悩みのたね その4
歯ぎしり
歯科衛生士の佐野です。
今回は小さなお子さまをもつママたちから意外に相談の多い「歯ぎしり」のことをお話ししようと思います。
Q1
まだ小さいのに歯ぎしりをするのですが、どうしたらいいですか?
A1
「ギリギリギリ・・・ギリギリギリ・・・」
となりで寝ている小さな子どもの歯ぎしり。
「まだ乳歯しかないのに、こんなに歯をこすり合わせて大丈夫なの?」
と心配するママは少なくありません。
なぜか・・・パパから相談されることがないのは、
私だけではない気がします( ;∀;)(笑)
子どもの歯ぎしりのほとんどは一時的なもので、歯が生え始める生後6ヶ月頃から始まり中学生くらいまで続くこともあります。 成長に合わせて自分でかみ合わせの調整や順応するためにかみやすいポジションをつかもうとする現象だったり、ストレス解消だったりってこともあります。
自分でなんとかしようとするなんて、人間の体ってスゴイ!!子どもってエライ!!
寝ている間の生理現象なので、やめさせることはできませんし、やめさせる必要もありません。
でも歯ぎしりを毎晩、しかも長い期間しているとなると、歯が必要以上に削れてしまい、場合によっては穴が開いてしまうことも。
また子どもの筋肉やアゴは柔軟性があるとはいえ、ひどい場合は、すり減り過ぎて、咬む場所が無くなってしまったりアゴが痛くなったりすることもあります。
「気になって眠れない…」なんてママにとっては、とっても重大な問題でもありますしね((+_+))
なので場合によっては歯科での処置が必要となり、かみ合わせを調べたり、寝ている時に着けるナイトガード(マウスピース)をつけ、 パパやママと検討して、止めさせるというよりも歯を守るために定期的に経過を診ていきます。
ナイトガードを着けて寝るようにしてから、歯ぎしりが治まっているようなら、着けずに様子をみてもらうこともあります。
まずは一度、歯科を受診して、そのまま様子を見ていいのか、またはマウスピースなどの対応が必要か、気軽にご相談ください(^_-)-☆
<参考>
小児歯科学会ホームページ
歯科衛生士 佐野
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