お母さんにはいつも笑っていてほしい。
でも常にお母さんは闘っていて、とっても忙しくてかんばっているんです。
しかも心配事はたくさん。
当然、悩みのたねもいっぱい。
そんな“悩みのたね”、少しでも解決のお手伝いができればと、よくある質問を載せてみます。
悩みのたね その19
むし歯予防に!キシリトールのこと
こんにちは 歯科衛生士の渋澤です。
みなさん『代用甘味料』について知っていますか?
代用甘味料とは砂糖の代わりになる甘いものです!
いろいろな種類の代用甘味料がありますが、
ここでは“むし歯になりにくい”代用甘味料『キシリトール』についてお話ししたいと思います。
みなさんよくご存知のキシリトール。
けれどもなぜ、むし歯になりにくいのか、その仕組みについてわかりやすく迫っていきましょう!
キシリトールの利点
1. むし歯の原因菌の活動を抑える
むし歯菌の代表、ミュータンス菌は糖を餌に“酸”という歯を溶かす、むし歯のきっかけを作ります。
しかし、ミュータンス菌が砂糖と似ている組織のキシリトールを糖と勘違いして食べてしまうと・・菌の動きが弱まり酸を出せなくなってしまう!という仕組みなのです。
ミュータンス菌にとってキシリトールは毒のような存在なのです。
2. 歯についた汚れが落としやすくなる!
キシリトールに歯垢(プラーク)の質を変える効果もあるのです!
歯の表面に歯磨きでも落としにくいベタベタした汚れを、落としやすくサラサラの汚れに変化させるのです。
そうなると歯磨きで落とししやすくなりますね。
3. 歯を強くしてくれる
キシリトールの代表“ガム”を噛むと唾がたくさん出ます!
唾には実は、歯を強くするカルシウムがたくさん入っているので、食事のたびに歯の表面が溶けてしまったり傷ついた歯を修復してくれる効果があるのです。
唾にはその他にもすごい力があるので是非、悩みの種【その3】も見てみてくださいね!
このように、キシリトールは3つの力を使ってむし歯になりにくいお口の中を作ってくれています!
だけどみなさんの中には食べすぎるとお腹が緩くなるって聞いたことある方いませんか?
そうなんです! 実はキシリトールには腸の水分を吸収する効果があります なのでお腹が緩くなってしまうのです。
ですので個人差はありますが、一度に沢山の量を食べてしまわないよう気をつけてください。
キシリトールってすごいのね!
でも食べすぎないようにね★
うちの子はお菓子が大好きで、むし歯が心配・・
仕上げ磨きをなかなかさせてもらえない・・・
そんなお悩みをお持ちの方は、是非1度キシリトールの入ったキシリトール商品を試してみてはいかがでしょうか?
病気にもむし歯にも負けない、お子さまの”笑顔“のために・・・タエ小児歯科からの願いです。
歯科衛生士 渋澤
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