お母さんにはいつも笑っていてほしい。
でも常にお母さんは闘っていて、とっても忙しくてかんばっているんです。
しかも心配事はたくさん。
当然、悩みのたねもいっぱい。
そんな“悩みのたね”、少しでも解決のお手伝いができればと、よくある質問を載せてみます。
悩みのたね その7
こんなときこそお口ケア
こんにちは!
歯科衛生士の財部です。
今回は、非常事態の今だから、伝えたいことです。
2020年、全世界で今までに経験したことのない非常事態が起きています。新型コロナウイルスのピークは過ぎたと言われていますが、第2波も・・・と、ささやかれていて安心出来ず不安なのは私だけではないはずです。
改めて『普段の家族の日常・健康の有り難さ』をしみじみ感じる・・・実感の日々です。
『新型コロナウイルスは変異しながら終息が見えない今、お口の健康が重症化を防ぐ為に・・・絶対欠かせません!』
ウイルスは目・口・鼻の粘膜から感染すると言われ、感染力も強く近距離での会話からでも感染する可能性も伝えられています。
『3密』を避け"移さない!移らない"を今後も守らなければなりません。
こんな時にお口の中の環境が悪化し、細菌が増えると免疫力が低下したことにより新型コロナウイルス性肺炎の重症化が問題となっています。
感染を防ぐキーワード
①お口のケア
汚れが残りやすい歯と歯の間のデンタルフロスと30秒のブクブクうがい
②以外と忘れやすく、汚れが残りやすい舌のケア(舌苔の除去)
舌の上がうっすら白い、舌の苔(こけ)と書いて"ぜったい"と読みます。
着きやすい人の差はありますが、いわゆるお口の中の食べかす・いろんな細菌の塊です。以外と知られていませんが・・・実は口臭の大きい原因です!
これは唾液量(潤い)に深く関係しています。唾液が少ないと汚れを洗い流してくれず、乾燥するから匂いに繋がってしまいます。
舌専用のブラシもありますが、1日1回、普段使ってる歯ブラシで歯を磨く1/3の力ぐらい優しく!
磨き過ぎると、舌の粘膜や味覚の細胞を傷つけてしまいます。
- このお口の中・舌の汚れや細菌が、飲み間違って気管や肺に入ってしまう(誤嚥:ごえん)と誤嚥性肺炎を起こしやすく肺炎を重症化させてしまうことが報告されています。
③しっかり咬んで、十分な栄養を!
"しっかり咬むこと"は免疫力を落とさないためにはとっても大事!健康を保つため、十分な食事が取れる環境を整えるために、咬みづらいむし歯だらけ、歯肉炎だらけの状況での栄養は十分に取れません。
お口の健康が体の健康につながるのね!
外出の自粛・制限下でも、むし歯の処置や咀嚼機能の回復・専門的なケアは家族の健康・命を守ります。
不安なことなどございましたら、何でもご相談ください。
一緒に乗り越えましょう!
歯科衛生士 財部
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